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これまでにも市民の健康改善のための新政策を次々に打ち出してきたニューヨーク市がこのほど、自炊した料理のカロリー計算ができる携帯端末用アプリ「カルカッター(CalCutter)」を発表した。
このアプリでは、ユーザーが作りたい料理の材料をリストから選択し、その分量を入力してレシピを作成すると、400種類以上の食材が網羅されたデータベースをもとに、合計カロリーを計算する。また、1日の必要摂取量である2000カロリーのうち、1食分のカロリーが占める割合も表示される。
さらにそのレシピを登録すると、カロリー低減のための案が表示されるため、これに従い分量を入力し直した低カロリー版レシピを作ることもできる。また、新しいレシピを保存したり、Eメールに転送することも可能だ。
同アプリを開発したニューヨーク市保健局(DOH)では今後、人気シェフのロッコ・ディスピリト氏と提携し、低カロリー版の食材の代替案などについてもアドバイスを受ける予定だという。
同市では成人の60%、子どもの40%が肥満と言われている。DOHのトーマス・ファーレー局長は「体重減少のためにカロリーをカットしたいと考えている市民は多いが、外食や自炊料理のカロリーを知る手段がこれまでなかった」と述べ、「同アプリをより健康な食生活に役立てて欲しい」としている。
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