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ニューヨーク市保健衛生局は7日、マンハッタン区北部とブロンクス区を中心にはしかが流行していると発表した。同日までに16人の感染が報告されており(成人7人・乳幼児9人)、そのうち4人が入院。同局は感染を防ぐため、すべての住民に予防接種を強く勧めている。
発生確認後、同局はこの2区にある小児科系医療機関に対し、患者にMMRワクチン(はしか、おたふく風邪、風疹の3種混合ワクチン)の接種記録を確認し、未接種であれば直ちに行うよう通達した。
はしかは感染力の強いウイルス性の疾患で、全身に広がる発疹のほか、発熱や目の充血などの症状を伴う。通常5〜6日で症状は治まるが、その前後4日間も含めた約2週間は空気感染の恐れがあるとされている。このため同局では、感染の恐れがある人は外出せず、まず医療機関へ連絡して欲しいと話している。
MMRワクチンは2回の接種が必要とされており、国内では乳児は生後12カ月の時点で1回目の接種が義務付けられている。その後、通常は小学校就学前の4歳から6歳の間に2回目の接種を行う。これを怠ると、成人でも感染の危険が高まると同局は伝えている。
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