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ニューヨーク市保健局は5月28日、現在ペットとしての飼育が禁止されているフェレット(ケナガイタチ)について、飼育を許可する方向で検討を進めていることを明らかにした。
同市では狂犬病への懸念から、1999年に当時のジュリアーニ市長のもと、飼育は禁止となっていた。ただし、同市を除くニューヨーク州内では飼育は許可されている。
しかし、狂犬病のワクチン接種環境が整備されたうえ、子どもに噛みつく危険が特に高いとする懸念も、他の小動物と危険度は同じとの調査結果が出たため、今回、フェレット飼育解禁の動きへとつながった。
この発表を受け、市内セントラルパークの観光用馬車の業者らは「小動物は飼育が許可されるのに、馬は市内から追い出そうとするのは理不尽だ」「小さな動物に優しくするなら、大きな動物にも同じように優しくしてほしい」など、不満や当惑の声を上げている。
米国ではニューヨーク市の他に、カリフォルニアとハワイでもフェレットの飼育が禁止されている。
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