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長期予報のファーマーズ・アルマナックによると、ニューヨーク市ではことし、温度・湿度ともに例年より厳しい夏になるとの予報が出ており、電力需要もこれまでの最高を記録すると予測されている。このため、電気・ガス供給会社コンソリデーテッド・エディソン(コン・エド)は今夏、昨年7月の最高記録をさらに超える電力需要に対応する必要に迫られている。
コン・エドの担当者は、電力需要増加の原因は気温の上昇だけでなく、市の人口増加や住宅建築の増加などさまざまな要因があげられると説明する。このため同社では2005年以来、次年度の電力需要増加に備え、毎年13億ドルを送電設備の改善などに投資してきた。
一方、同社作業員7800人が所属する全国作業員組合の代表者は「コン・エドの作業員数はこれまででもっとも少なく、残業や委託業者で対応せざるをえないことを憂慮している」と話している。
またクイーンズ区選出のマイケル・ジャナリス州上院議員は、過去の停電時の対応を挙げ、同社に対し懸念を表しており、「不測の事態が起きると、停電被害は予想を超えるのが常で、ことしは万全だとは言い切れない」と指摘している。
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