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ニューヨーク市ではことし10月から、市内の制限速度を時速30マイルから25マイルへ変更すると発表した。
これを受けた同市交通局の技術者らは現在、総距離6000マイルに及ぶ市内の道路の交通編成計画を作成しているという。
これは、同市のビル・デ・ブラシオ市長が掲げる交通事故撲滅計画「ビジョン・ゼロ」の主要項目のひとつで、歩行者の死亡事故を減少させることを第一目標に打ち出している対策である。
そのためには車と歩行者双方の、事故に繋がる危険な行為を取り締まることが最重要点だとし、スピード・バンプや違反監視カメラの設置、信号を無視しての横断などの取り締まりが市内で既に実施されている。
同市交通局システム統括部のジョン・ティパルド部長によると、「同市は歩行者優先の交通システムを取り入れており、子どもや高齢者も安心して歩道を渡り切ることができるよう、青信号の点灯時間を長めに設定したり、押しボタン式信号をほとんど採用していない」としている。
今秋の制限速度変更時には、市内各所に標識を設置し、テレビ・ラジオやインターネット、ビルボードでも広告キャンペーンが行われる予定。
さらに警官によるスピード違反や信号無視の取り締まりの強化、違反監視カメラの設置数の増加も行なうとしている。
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