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教育研究機関ナショナル・スチューデント・クリアリングハウス(NSC)がこのほど発表した最新の調査結果によると、過去20年間に大学へ入学したものの、学位や資格を得ることなく中退した人(educational limbo)の数は3100万人に上ることがわかった。そのうち12%にあたる約400万人は、2年以上その大学に在籍していたという。また、中退者のほとんどは24歳以上で数回にわたり復学し、少なくとも1学期以上は在籍したことも分かっている。
学位取得に至らず教育ローンだけを抱える大学中退者が多数存在する現状について、NSCのダグ・シャピロ氏は「復学と学位取得を促すためには、学費援助制度の柔軟な運用や教育資金の活用期限の延長など、学生を卒業させるためのより効果的なプログラムが必要」と指摘する。
一方で、オバマ政権は国民に向け、高等教育の必要性を新たに発表したばかりで、「学費ローンプログラムの改善に加えて、2020年までに米国を大卒者が最も多い国にする」という目標も掲げている。このため、教育関係者らは「中退者を復学させ、学位取得を促進することは大卒者増加の早道である」とし、「政府が何らかの公的支援を打ち出す時期が来ている」と期待を寄せている。
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