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ニューヨーク市独立予算事務局が24日に発表した報告書によると、マンハッタン区とスタテン島間を無料で運行しているフェリーの乗船料を観光客から徴収したとすると、市に大きな収入をもたらすことがわかった。料金を4ドルに設定した場合、市は年間240万ドルの利益を上げることができるという。
支払い方法の選択肢は2つあり、1つはニューヨーク州都市交通局(MTA)と連帯するシステムで、マンハッタン区南端のホワイトホール・ターミナルと島側のセント・ジョージ・ターミナルにメトロカードの回転式改札口を設置し、島の住民以外はメトロカードを使って料金を支払うというもの。市内他区の住民で、島へ通勤する人も料金は免除となる。
もう1つは、独立型徴収システムで、MTAとの連帯はなく、チケットは同フェリーだけでしか使用できないというもの。この場合も、島の住民や島内に勤務する市内他区の住民には「スマートカード」が支給され、料金の支払いが免除される。
スタテン島区長ジェームズ・オッド氏によると、同区には最近複数のホテルや企業が進出し、2016年にはマンハッタンの摩天楼が一望できるセント・ジョージの一角に、世界最大の観覧車や店舗数80軒以上のアウトレットモールがオープンする予定であるといい、今後、他区からの訪問者が増加することが期待される。
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