拳銃所持の宝石強盗を捜査中　ダイヤモンドディストリクト

事件は、同日行なわれたベテランズデーパレードのルートから、すぐのところで発生した©Jim.henderson

　11日の午後２時半頃、配達人を装った男が47丁目（ダイヤモンドディストリクト）の５番と６番街の間、23番地のビル８階にある「Watch Standard」で現金や宝石、時計を持ち去った。被害総額は200万ドル相当。
　ＮＹＰＤによると、事件発生の際、店内にいた4人の内の一人の男性（56）は、犯人に拳銃で暴行され、ミッドタウン・ノース分署で手当を受けた。
　事件後、警察及び特殊部隊（ＳＷＡＴ）は午後５時45分まで事件現場の通りを封鎖し、同所にある店舗を回り捜査にあたった。
　ビル内に設置されていた監視カメラがとらえた映像には犯人の一人が映っており、黒の丈が長いトレンチコートと、白いボタンダウンのシャツを着用、あご髭を生やしていた。また共犯の男は、赤い野球帽とジッパー付のパーカーを着用しており、ビルの玄関の外で待機していた。これらの情報を基に、ＮＹＰＤは現在捜査中だ。
　amニューヨーク紙のインタビューに、同ビル内の会社へ勤務しているダイヤモンドディーラーのトニー・ジャバリーさん（48）は、「ＳＷＡＴチームから、早急にビルから出ていくようにと言われたので外に出た」と答えている。また、事故現場の隣のビルで働くジャスティン・アヤズさん（21）は「強盗被害にあったオーナーの娘が、拳銃を所持した男が店内に入ってきたので、半狂乱で叫びながら走っていく姿を見た」と話している。