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米疾病対策予防センター(CDC)が先月25日に発表した報告書によると、全米でHIVと診断された感染者のうちの約30%しか適切な治療を受けていないという。2011年の調査では、1200万人のHIV感染者のうち84万人が、ウイルスを低レベルに抑える効果がある抗HIV薬剤を服用していないという結果が出ている。そのうち①66%は定期的な治療を受けていない②20%は感染していたことを知らなかった③10%は抗レトロウイルス薬を服用したが効き目がなかった④4%は治療を受けているが抗レトロウイルス薬を処方されなかった―という結果も報告されている。研究では、ウイルス抑制治療は、患者の延命や他者への感染予防に96%の効果が認められている。
CDCによると、HIVに感染しウイルス抑制治療を実践した患者数はここ数年変わっておらず、09年は26%で11年には30%だった。年齢が低くなる程、ウイルス抑制治療を受けない傾向が多くみられ、65歳以上の感染者の37%、55~64歳の36%、45~55歳の34%、35~44歳の27%、25~34歳の23%が11年に同治療を実践しているが、18~24歳ではわずか13%だった。
全米では毎年、5万人がHIVに感染するというが、CDCはすべてのHIV感染者に抗レトロウイルス薬の服用を勧めている。
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