RELATED POST
長年ウォール街の象徴として観光客にも親しまれている牛の銅像「チャージングブル」は25年前の12月15日、無許可で同地に運び込まれた。
銅像を製作したアーティストのアルトゥーロ・ディ・モディカ氏(73)が、金融情報サイトのマーケットウォッチに語ったところによると、同氏は重さ3・5トンの同作品を市への贈り物として、35万ドルをかけ自費で製作したという。製作を思いついたのは1987年、いわゆるブラックマンデーの株式大暴落が発生した年で、米国経済と金融街の復活を信じた同氏はその象徴として「突進する雄牛」を製作した。既に成功したアーティストであった同氏は、それまでも夜中に自分の作品を市内各地に無許可で設置しており、89年のその夜も同様に、ニューヨーク証券取引所前のクリスマスツリーの下へ銅像を置いた。
作者の予想通り銅像は人々に好評であったが、同取引所の所長リチャード・グラッソ氏にとっては迷惑だったようで、牛はクイーンズ区へ移動されてしまった。しかし、その後地元の人々や同市公園局の協力もあり、同氏は自費で牛を現在の場所(ボーリンググリーンの広場)へ設置し、今日に至っている。
モディカ氏はウォール街へ今でもたびたび足を運んでおり「25年前のあの日と同様に人々が牛を撫でたり記念写真を撮ったりするところを眺めている」と語った。
RECOMMENDED
-

客室乗務員が教える「本当に快適な座席」とは? プロが選ぶベストシートの理由
-

NYの「1日の生活費」が桁違い、普通に過ごして7万円…ローカル住人が検証
-

ベテラン客室乗務員が教える「機内での迷惑行為」、食事サービス中のヘッドホンにも注意?
-

パスポートは必ず手元に、飛行機の旅で「意外と多い落とし穴」をチェック
-

日本帰省マストバイ!NY在住者が選んだ「食品土産まとめ」、ご当地&調味料が人気
-

機内配布のブランケットは不衛生かも…キレイなものとの「見分け方」は? 客室乗務員はマイ毛布持参をおすすめ
-

白づくめの4000人がNYに集結、世界を席巻する「謎のピクニック」を知ってる?
-

長距離フライト、いつトイレに行くのがベスト? 客室乗務員がすすめる最適なタイミング
-

機内Wi-Fiが最も速い航空会社はどこ? 1位は「ハワイアン航空」、JALとANAは?
-

「安い日本」はもう終わり? 外国人観光客に迫る値上げラッシュ、テーマパークや富士山まで









