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ニューヨーク市議会はこのほど、最新の防弾チョッキをニューヨーク市警察(NYPD)の警察官に支給するため、今年度の予算に730万ドルを組み込むことを発表したと米各メディアが報じている。
2006年に当時のブルームバーグ市長は1200万ドルを防弾チョッキの購入に充てる予算を承認したが、9年経った今、NYPDの警察官は1着400ドルの防弾チョッキを自費で購入することが義務付けられている。これを受けて「市民の安全を守る警察官の安全もまた同じように守らなければいけない」と話すデ・ブラジオ市長と市議会は、730万ドルの枠組みを新年度予算に設け、1着600ドルする最新型防弾チョッキを1万着購入することを決めた。
職務質問の一種であるストップ・アンド・フリスク制度の改革を掲げ、昨年末起きた警察官射殺問題を巡って警察への不信感を見せたデ・ブラジオ市長。最近はニューヨーク市警との関係が悪化しているようにも見えたが、「警察官が問題なく職務を遂行するのに必要な防弾チョッキを揃えるのは最優先課題」と位置づけ、今回の予算案を認可した。
市長と対立してきた警察支援団体のパトリック・リンチ会長もこの予算案を歓迎する態度を示している。
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