2015年2月3日 NEWS

シティ・バイクが範囲拡大 130丁目にも駐輪場が

 ニューヨーク市の自転車シェアプログラム「シティ・バイク」は、早ければ今年の春か夏までにアッパーイーストサイドおよびアッパーウエストサイドにその範囲を拡大するという。
 2017年までに、バイクステーション(駐輪場)の数を700カ所に倍増し、自転車の数を1万2000台に増やすという。現在、もっとも北にある駐輪場はブロードウェーの60丁目と61丁目だが、130丁目まで範囲が拡大される予定だ。
 市運輸局の推定によると、15年~17年に、アップタウンに135のバイクステーションが新設されるという。だが、地域住民からは、歩行者や車の安全の妨げになることや、マナーの悪いサイクリストを懸念した反対の声が上がっている。これを受け、運輸局、地域委員会、市議会議員は、地域集会を設けている。住民らは駐輪場が新設される場所に対して意見を述べることができ、これを地域委員会は同局に伝える。
 今後ロングアイランドシティ、グリーンポイント、ウイリアムズバーグにも駐輪場が新設される予定。拡大計画は、シティ・バイクが昨年秋に発表した協定の一部で、その費用は民間投資家からの3000万ドル、スポンサーであるシティ・バンクからの7050万ドルなどが充てられる。

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