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ニューヨーク市内の公園で起きた子どもの不慮の事故に対する賠償金を請求するニューヨーカーが過去10年で53%増加しており、市がこれまで支払った賠償金の額が2千万ドルにものぼっていることが分かった。
今回の調査によると訴えの大半が管理不備に対するもので、安全装置の欠陥や肌に擦れてやけどを起こすゴムシートの地面が原因の負傷が主な訴訟理由だった。しかし、中には遊具のみならず、公園内に落ちていた釘や割れたガラスの破片などでの負傷に対しても保護者から賠償金の請求が寄せられたという。
もっとも訴訟件数が多かったのはブロンクス区にあるムラレイ公園とマンハッタン区にあるマクニア公園で、それぞれ7件ずつの訴えがあった。その他にもユニオンスクエア公園にあるドーム型の遊具が危険要素として報告された。
2005年には年間45件だった公園事故を巡っての訴訟が14年には69件まで拡大しており、これらの賠償金を支払うのに約2千万ドルが市民の税金から徴収されている。今回の調査を実施したスコット・ストリンジャー氏は「親にとって子どもの安全は常に第一であり、市民の税金を守るためにも市の公園局は今一度各公園を点検し、子ども達が安心して遊べる場所を提供するべきだ」と話した。
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