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ニューヨーク市教育局(DOE)は28日、市の公立学校で電子書籍システムを導入するという新しい取り組みにあたり、オンライン通販サービス会社のアマゾンと3000万ドル(約37億円)の契約を結ぶ意向であることを発表した。
市と同社が、市内1800の公立校で新しい電子書籍のマーケットプレイス(インターネット上で自由に参加できる取引市場)を構築するための3年間の契約を結ぶことについて、8月に同局の委員会により承認を受けることになっている。この契約で、アマゾンは評判の良い教科書や生徒や学校職員が読むためのそのほかの出版物を、スマートフォンやタブレット、コンピューターなどを通じて配信する。同計画は、今秋から5年間をかけて段階的に導入される予定。
市で初となる中央集権型電子書籍システム構築のためアマゾンと契約するにあたって、市の業者選定委員会は入札に参加した14社を審査し、満場一致で同社を選んだ。同局広報担当官デボラ・ケイ氏は、「この契約により市は、教科書配布にかかる費用を節約することができ、コンテンツの配信のためにより効率の良いシステムを構築することが可能となる。またマーケットプレイスは、われわれの学校が抱える教科書に関連する多くの主要な問題に対処するだろう」と述べた。
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