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ニューヨーク市の高級不動産物件を買い漁る中国人投資家の数がここ数年、急増しているという。
市は中国人投資家にとって最も人気のある国外投資先だといい、特にミッドタウンの最高級物件が好まれ、高額で取引されているという。昨年、パーク街の高級ホテル「ウォルドルフ・アストリア」を約20億ドル(約2478億円)で購入する契約を交わした北京の大手保険会社「アンバン」は、ことしに入ってから5番街717番地の26階建ての高級オフィスビルを4億1500万ドルで購入している。また、中国の民営投資会社「フォースン」は昨年、ダウンタウンの「ワン・チェイス・マンハッタン・プラザ」を7億2500万ドルで購入した。
2014年に中国人投資家が米国の商業不動産を購入するために支払った総額は、10年に比べ72%増の100億ドル(約1.2兆円)に達していたが、不動産調査会社RCAのデータによると、ことしに入ってから中国人投資家がマンハッタン区の不動産を購入するために支払った総額は、既に昨年の3倍にもおよぶ38億ドル(約4708億円)に達しているという。
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