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ニューヨーク市では昨今、体にペイントを施したトップレスパフォーマーの女性らへの苦情が多く寄せられており、ニューヨーク市警察(NYPD)がタイムズスクエア付近のパトロールを強化するなか、その“とばっちり”を受けたストリートベンダーが過剰な取り締まりを受けているという。
歩道に停めたカートで、砂糖をからめたピーナッツを販売している「ナッツ・フォー・ナッツ」のハンバート・フェルナンデスさん(45)は、先月21日からカートの位置が46丁目と7番街の横断歩道から近すぎるなどの理由で、ニューヨーク市警察(NYPD)からこれまでに9枚の違反チケットを発行されている。フェルナンデスさんによると、警官が実際に横断歩道からカートまでの距離を測ったのは1度だけだったという。なかには、先月だけで50枚の違反チケットを発行されたベンダーもいた。
違反理由の多くは、カートが消火栓や店舗の入口から近すぎるといったものだが、市の条例によると、消火栓規定の対象になるのは道路上だけで歩道で営業するカートは対象とならず、また店舗前で営業する場合も入口の真正面でなければ問題ないという。
ミッドタウン北分署長のジョン・ハート署長は、街頭で商売を行う業者を取り締まる規定は複雑で、全警官が完璧に理解しているわけではないため、今後も教育を続けていくと述べた。
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