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ニューヨーク市警察(NYPD)は21日、市内の地下鉄で起こる犯罪のうち約半数が電子機器などを狙った窃盗であると発表した。
統計によると、地下鉄で起こる重犯罪のうち窃盗は全体の9%であった2009年と比べ40%も増加しており、一日あたり6.4回窃盗が発生している。また、昨年の同時期と比べ窃盗や暴行などの重犯罪が占める率は7.4%上昇したことも分かった。
しかしNYPD鉄道警察局のジョセフ・フォックス氏は、「乗客の多くが常に犯罪の脅威にさらされているというわけではなく、地下鉄で起こる暴力犯罪の多くは、怒った乗客が傘や飲み物のボトルなどでほかの人を攻撃することなどが主な理由である」と強調した。
乗り合わせた人々からスマートフォンやコンピューターなどの電子機器を盗み取る犯罪も近年多発しており、フォックス氏は「地下鉄で電子機器を使う際は十分に注意を払う必要がある」と加えた。
地下鉄で働く職員らからも、「このデータは地下鉄の職員らがもっと乗客の危険に警鐘を鳴らす必要があるということを示している」との声が上がっている。
地下鉄で起こる犯罪のおよそ3分の1は居眠りをしている乗客を狙ったものであり、09年と比べて10%増加している。
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