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移民支援団体のメイク・ザ・ロード・ニューヨークはこのほど、移民家庭の子どもたちに関するレポートを発表し、ニューヨーク市内では10万人以上の生徒が定員を超過した“すし詰め状態”の学校で勉強しており、その大半が移民家庭の子どもたちであるとして、市に対し教室を増設するなどの速やかな状況改善を求めていることが分かった。
「私の席はどこ? 超満員の学校で勉強する移民家庭の子どもたち」と題された同レポートでは、この状況に対して市教育局(DOE)の対策が不充分であると指摘し、移民家庭の子どもが多い学区ではトレイラーを仮校舎として利用する学校もあるが、そのような状況を打開すべく、教室を増設するよう求めている。
超満員状態の学校はクイーンズ区のコロナとエルムハースト、ブルックリン区のサンセットパーク、ブロンクス区のキングスブリッジといった地域にあり、レポートではDOEの現在の計画では改善が望めないとして、市に対し一般住宅の建設より学校の校舎建設を優先すべきだと訴えている。
これに対しDOEの広報担当者は、「現在40億ドル(約4800億円)を投入し4万人の生徒たちに居場所を作る計画で、トレイラーの使用は中止する予定だ。この計画には第24学区(コロナ、グレンデール、エルムハーストなどを含む)の4000席分が含まれている」と述べた。
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