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ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は6日、ニューヨーク市マンハッタン区のペンシルべニア駅で記者会見を開き、同駅の改修計画について発表した。同計画に併せて、道路を挟んだ向かいに建ち、地下で結ばれているファーレイ郵便局を取り壊し、駅の一部とする計画も進められているが、これらにかかる総工費は30億ドル(約3500億円)を超えると推定されている。
建築費の大部分は、商業的権利と引き換えに複数の民間開発業者が負担する予定になっている。7番から8番街まで1ブロックに及ぶ正面玄関を設ける計画や、マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)の取り壊しなどのプランが挙がっているが、具体的な内容やスケジュールは開発業者との合意により決定する。
知事は会見で、同駅を「薄暗く窮屈で、時代遅れでみすぼらしく、ひどい場所」と形容したが、1963年に取り壊しが行われ、MSGが建設される以前の同駅は、コリント式円柱と高い天井を備え、グランドセントラル駅に劣らぬ見栄えであったという。知事は就任以来、タッパン・ジー橋の建設や、ニューヨーク市のラガーディア国際空港への地下鉄駅線路の拡張工事、ニューヨークとニュージャージー州を結ぶ鉄道用トンネルの建設、ロングアイランド鉄道(LIRR)の大規模な拡張工事など、数多くのインフラ計画を提案して実行している。
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