ニューヨーク州高等裁判所は1月29日、ニューヨークに本社を置くチョバニ社に対し、ライバル社の展開するグリークヨーグルト「ダノン」には防虫剤などに使用される塩素が含まれているために安全な食品でない、とする広告の展開を中止するように言い渡した。
主にライバル社の商品を引き合いに出して、多くの場合は自社商品の優位性をうたう、米国では当たり前の過激な比較広告だが、「チョバニ」の行為は今回度が過ぎたようだ。
この広告では、女性が「ダノンのグリークヨーグルトは食品添加物を使用している」としたうえで、自然の成分を使ってたった100キロカロリーであるチョバニの商品を選ぶといった内容となっている。
ダノン社は、チョバニ社がこの広告を展開した直後に猛反撃し、ただちに広告を引き下げるよう主張していた。一方、チョバニ社は、事業を故意に妨害する行為だとして、ダノン社に対抗。オールバニの裁判所へ戦いの場を移したヨーグルト戦争は、泥沼化の様相を呈していた。
同裁判所のデイビッド・ハード判事は、「ダノンに使用されているカロリーゼロの人口甘味料スクラロースは、米食品医薬品局(FDA)によって認められたもの。チョバニが自社製品をアピールすることは構わないが、ライバルの商品を“塩素”などの言葉を使って、安全でないとうたうのは行き過ぎた行為である」と述べた。
「チョバニ」敗戦 ヨーグルト広告対決は「ダノン」の勝利
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