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21日付のエーエム・ニューヨークによると、不法滞在者の身分証明を目的とし、昨年1月からニューヨーク市が発行を開始した身分証明書「IDNYC」が、市の医療サービスや予防接種記録とリンクし、さらに便利になるという。
同日の市の発表によると、市で暮らすおよそ83万人のIDNYCカード保持者は、NYCヘルス+ホスピタルズが運営する市内全ての公立病院で、書類へ記入せずにこのカードを使って受診することができる。よって、受診登録手続きの迅速化が図れるという。ブルックリン区のコニーアイランド病院でまずは開始され、今後数カ月内に、市内の各公立医療機関でも可能になる予定だ。
また、IDNYCカードの保持者は、ことしの夏からオンラインのサイトを通じて、各自の予防接種記録にアクセスすることができるようになる。
市は、「こういった連携が提供するサービスは、低所得者層が暮らす地域を含む全ての市民の医療ニーズへの対応を確保するためには不可欠である」と述べた。
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