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ニューヨーク不動産協会(REBNY)が発表した最新の調査によると、ブロンクス区とスタテン島の住宅販売数がことし、飛躍的な伸びをみせている。
同調査では、ブロンクス区ではことしの第1四半期、昨年同時期の257戸を大きく上回る989戸の住宅が売れている。価格は平均で36万3千ドルほどで、昨年同期比で約3千ドル増加した。またスタテン島でも昨年の885戸を上回り、ことしは1195戸が売れている。平均価格は41万7千ドルほど、昨年から3%増加した。
マンハッタンやブルックリン区では近年高騰する価格のせいか、住宅販売数が若干の落ち込みをみせているようだ。一方、人気が急上昇した2区の不動産平均価格は、マンハッタンやブルックリン区と比べておよそ半分。この2区は公園などの自然を感じられる場所や商店も多く、マンハッタン区へのアクセスも悪くないため、移住する人が増えているのだ。
REBNYのマイケル・スラッテリー副社長は、2つの区を「ニューヨークの多様性を改めて感じることのできる場所」と評しており、ファイブ・ボローの中でも暮らしやすく、落ち着いたその魅力に注目が集まっているようだ。
REBNYは、マンハッタンやブルックリン区の不動産価格が高い状態が続けば、この現象も継続するとみている。

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