ニューヨーク市の夏の風物詩、ブルックリン区のコニーアイランド。遊園地や水族館、ビーチやボードウォークなどの名物が揃う中、忘れてはならないのが、ホットドックの老舗「ネイサンズ・フェイマス」だ。
毎夏に行われる、ホットドッグの早食い競争が世界的に有名で、日本人フードファイター、小林尊さんが過去に連続優勝したりしているから、日本に住む人でも知っているほどの超人気店である。その、通称「ネイサンズ」がことしめでたく100周年を迎える。
1世紀を記念して、今月末のメモリアルデー・ウィークエンドにはイベントも開催される予定。28日の土曜午前11時〜午後2時には、100年前のオープン時に価格がタイムスリップ! ホットドッグが1ピース、5セントとなる。5セントは、創始者のネイサン・ハンドウェーカーさんが、1916年5月27日に同地にオープンさせた際に設定していた価格だ。時を経て、現在は1ピース、4.25ドルで提供されている。そして、ブルックリン区南部で始まったたった1つの店舗が、今では生まれの地、アメリカ合衆国を含む10カ国で、5万3千もの拠点を持つまでに成長した。
同社のウェイン・ノービッツCOOは、地元メディアの取材で、「ネイサンズのお客様が世界でイチバン! 100年も愛してもらって幸せです。その感謝の気持ちを少しばかりでも返すことができたらと思い、この価格で提供させてもらいます」と述べた。
100年もの間、史上最も有名なギャング、アル・カポネなどの著名人らを迎え、10分間で69ものホットドッグを胃に流し込む、早食いのチャンピオンたちの熱き戦いを見守り、ハリケーン・サンディの難を受けても復活し、その名を歴史に刻んできた。あなたは、この記念すべき100年目の姿を直接見ることができる。この同じ年、同じ瞬間にニューヨークにいる奇跡を堪能しに、ネイサンズを訪れてみてはいかがだろうか。(ヤマダエビス)
RECOMMENDED
-

客室乗務員が教える「本当に快適な座席」とは? プロが選ぶベストシートの理由
-

NYの「1日の生活費」が桁違い、普通に過ごして7万円…ローカル住人が検証
-

ベテラン客室乗務員が教える「機内での迷惑行為」、食事サービス中のヘッドホンにも注意?
-

パスポートは必ず手元に、飛行機の旅で「意外と多い落とし穴」をチェック
-

日本帰省マストバイ!NY在住者が選んだ「食品土産まとめ」、ご当地&調味料が人気
-

機内配布のブランケットは不衛生かも…キレイなものとの「見分け方」は? 客室乗務員はマイ毛布持参をおすすめ
-

白づくめの4000人がNYに集結、世界を席巻する「謎のピクニック」を知ってる?
-

長距離フライト、いつトイレに行くのがベスト? 客室乗務員がすすめる最適なタイミング
-

機内Wi-Fiが最も速い航空会社はどこ? 1位は「ハワイアン航空」、JALとANAは?
-

「安い日本」はもう終わり? 外国人観光客に迫る値上げラッシュ、テーマパークや富士山まで










