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13日付のエーエム・ニューヨークによると、ニューヨーク市議会にこのほど、ニューヨーク州都市交通局(MTA)の一般利用客から、低所得者層向けに寄付金を募る施策が提出されたという。
ブロンクス区選出のフェルナンド・カブレラ市議会議員による同案は、MTAの利用客がメトロカードを購入する際、MTA運賃を支払えない低所得所層向けに「寄付」するオプションを設けるというもの。「2009年より3回にわたって値上げされてきた運賃は、低所得者層の生活を苦しめている」とカブレラ氏は話している。さらに、MTAは17年にも運賃の値上げを予定しており、低所得者層の負担がますます大きくなることが懸念されている。今年4月には、交通支援団体ライダーズ・アライアンスやNPO法人、コミュニティ・サービス・ソサエティー(CSS)が、同様のクレームをMTAに訴えていた。
CSSによると市内の低所得者層の4人に1人は運賃を支払うことができず、運賃を節約するために仕事や学校を休みがちになり、経済状況が悪化するという悪循環に陥っているという。CSSのナンシー・ランキン副会長は、カブレラ議員の寄付サービス制度の提案を支持すると話しながらも、低所得者向けの運賃割引制度も必要だと主張している。
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