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14日付のメトロ・ニューヨークによると、マンハッタン区では住宅用ビルの建設ラッシュが今後も続き、2020年ごろにはより多くの高層ビルが立ち並ぶという。同日発表された不動産ブローカー、シティ・リアルティーの最新レポートが示している。
同レポートによると、同区では現在92棟のコンドミニアムが建設中または計画中で、約8千の住宅が新しく生み出される。今後5年間のコンドミニアムの販売高は、300億ドル(約3兆1千億円)に達し、ここ10年ほどで最も活発なブームになると予想される。
さらに、不動産業者は量よりも質を重んじ、棟数は少ないが、1つ1つの価格を高く設定する傾向にあるという。14年の平均価格は480万ドル(約5億円)で、15年には370万ドル(約3億9千万)に下がったものの、今年は440万ドル(約4億6千万円)に持ち直し、さらに上昇する見通しだ。
現在は新規建設がミッドタウンに集中しているが、今後はダウンタウンの金融街が開発の中心になるという。同エリアにあるOne Manhattanは、同区で2番目に高い80階建ての住宅用ビルで、映画館やパターゴルフグリーンなどを備え、人気が高い。一方で、ミッドタウンの高級コンドブームは終わりつつあるとの見方もあり、市場の動向が注目される。
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