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11日付のメトロ・ニューヨークによると、不動産仲介業者のシティ・ハビタッツが市内の空き物件についての最新調査結果を発表し、今月7月におけるマンハッタン区の賃貸物件の空室率は過去14年間で最も高かったことが分かった。
同月の空室率は1.92%で、前年同月の1.42%と比べ上昇しており、2002年に調査を始めてから最も高かったという。一方、家賃はやや下落傾向にあり、平均額は前月の3526ドル(約35万6千円)から3508ドル(約35万4千円)へと下がっている。この傾向は市内の賃貸市場全体にみられ、スタジオ(ワンルーム)と2ベッドルームの家賃は1%、1ベッドルームでは3%下落した。
1年で最も市場が活発であるはずのこの時期に空室率が上昇していることから、家主が譲歩することも多く、同社が7月に仲介した物件のうち、「1カ月分の家賃が無料」または「仲介料の値引き」などの特典が付いた物件は、前月の16%から19%へと増加したという。
同社代表は、「ニューヨーク市で家探しをする人たちは今やマンハッタン区にこだわらず、アウターボローやニュージャージー州も候補にしている」と最近の傾向を説明した。

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