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14日付のニューヨーク・ポストによると、2001年に起きた米同時多発テロにより崩壊した世界貿易センタービル(WTC)での救出や復旧作業に当たった作業員や、WTC付近に住居、学校、勤務先を持つ人のがん罹患率が過去2年半の間に3倍に増えていたことが分かった。
6月30日の時点で、WTCヘルスプログラムに登録した5441人ががんと診断され、2種類以上を同時に患うがん患者もいることから、計6378例が報告されている。14年1月と比較して、1822例増加していた。
同プログラムでは、4万8千人以上の警官、ボランティアの消防士、復旧作業員、ガス・電気・水道用などの現場作業員らの健康状態の観察している。市消防局(FDNY)は別途、登録消防士数1万6千人を擁する独自のプログラムを設けている。
連邦政府は、現場の有毒な煙やほこりの吸引が原因とみられる50種類以上のがんのリストを作成しており、これに該当する患者は、911犠牲者補償基金に請求することができる。
リストに含まれているがんの中で、一般と比較して著しく罹患率が高いのは、前立腺がん、甲状腺がん、白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫の5種類であるという。

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