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9日付のニューヨーク・ポストによると、ニューヨーク市内で駐車場を経営する大手2社がクレジットカード支払いの利用者のみに対し請求する手数料は、ニューヨーク州の事業法違反に当たるとし、このほど利用者が集団訴訟を起こしていることが分かった。
市内の2大駐車サービス会社として知られる「アイコン・パーキング・システム」および「クイック・パーク・マネジメント」の両社は、現金ではなくクレジットカードで清算した利用者に対し、手数料として追加で2ドルを請求している。両社はマンハッタン区を中心に、市内で2社合わせて計300カ所以上の駐車場を経営する。
訴訟を起こした利用者団体の代表者によると、州法では「クレジットカードを利用する消費者に対し、現金や小切手の利用者との差を付けてはならない」と定めているという。同法の下、駐車サービス会社がカードの利用者に請求する2ドルの手数料追加は違反となることから、原告団は2社に対し、少なくとも1万5千人の利用者が徴収された手数料の払い戻しと賠償金の支払い、また、クレジットカード手数料の制度廃止を訴えている。
訴訟に関し、両社ともコメントを発表していない。
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