大きく盛り上がるクラフトビールシーンについて、3冊目の著書「Complete IPA」を今月出版したばかりのビールジャーナリスト、ジョシュア・M・バーンスタイン氏に訊いてみました。「クラフトビールの流行はオレゴン州ポートランド、カリフォルニア州サンディエゴが中心に広まり、ニューヨークは遅咲き。10年前には地価の高いニューヨークにブリュワリーなんて存在しないに等しかったものの、当時に自家醸造をしていた人がブリュワリーを開き、今ではそれが急成長しています。多くが全国展開というより、市民に愛される地元いちのブリュワリーを目指していることは興味深いですね。ブリュワリーの横にはタップルームがあり、陽のあたる時間に子どもを連れて行けるほど開放的で、純粋にビールの味が好きな人たちが集まります」。5ボロー内に20~25のブリュワリーがあるといい、注目すべきはどこかというと、「ロングアイランドシティー、グリーンポイント、ブシュウィックは特に面白い。ロングアイランドシティーには、LIC Beer ProjectやRockaway Brewing Co.、Transmitter Brewing、 Big Alice Brewing、Fifth Hammer Brewing。グリーンポイントには都会派のハイエンドなビアバー、Tørstがあり、その近くにKeg & Lantern、Greenpoint Beer & Aleといった注目店もあります。先月だけで新たにブシュウィックのKCBC-Kings County Brewers Collective、 Interboro Breweyと、2軒がオープン」と、まさに時はクラフトビール戦国時代のよう。週末を利用して、昼間からバーホッピングならぬブリュワリーホッピングを楽しんでみては?
フリー・ジャーナリスト
Aya Komboo
www.ayakomboo.com
日本では数々の出版社で経験を積み、フリーランスへ転身。2006年よりロサンゼルスへ渡米し、現在はニューヨークを拠点にファッション/カルチャー誌などで活躍している。
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