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23日付のNY1によると、ブロンクス区で先週、統合失調症を患う黒人女性がニューヨーク市警察(NYPD)の警官に射殺された事件や、全米で後を絶たない警官による黒人市民殺害事件を受け、NYPDはこのほど、新たな警官採用基準を設けて募集キャンペーンを開始した。
NYPDが、新規採用の警官に求める資質は「社会奉仕の精神」、「思いやり」、「勇敢さ」で、これまでのような軍隊式の採用活動を止め、感受性豊かで多様な人種の採用を進めていく。視野が広い傾向にあるという理由から、18~34歳までのミレニアル世代の獲得を目指しているといい、そのため、募集広告はソーシャルメディアや地下鉄、バスを中心に「欲しいのは君。そのままの君で来てくれ」とのコピーとともに展開される。
これまでの採用候補者は、市内の複数の場所に出向いて申請書類に記入し、心理テストや健康診断を受ける必要があり、実際に職務に就くまでに数年を要した。NYPDは今月、採用までの手続きの迅速化を図るため、マンハッタン区東20丁目に採用候補者評価センターを開設すると発表している。
採用基準に関しては、特定のグループを優遇しているとの批判が上がっていた。

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