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2日付のニューヨーク・ポストによると、マンハッタン区ルーズベルト島の公立第217校で今年1月、校内の水道から高濃度の鉛が検出されたことがこのほど、ニューヨーク市教育局(DOE)の記録から分かった。いずれも飲み水用には使用していない水道だが、記録の中には昨年、社会問題となったミシガン州フリントの鉛汚染濃度27ppbより高い数値を示すものもあり、保護者や住民は危機感を抱いている。
米環境保護庁の指針では、水道水から15ppb以上の鉛が検出された場合、自治体は直ちに対応するよう求めている。DOEの報告では、高濃度の鉛は校内100カ所の水道を検査したうちの8カ所から検出され、ロッカールームの16.5ppbから最大数値はトレーニングルームの3430ppbにまで上った。DOEは安全が確認されるまで一部の水道の使用を禁止した。
DOEは同25日、保護者らに手紙で「市の水質は最も安全とされるレベルで、今回の問題にも厳しく対応しているため、警戒する必要はない」と伝えた。また、フリントの平均汚染濃度と比較する声に、「フリントの問題は水道処理システムの荒廃で、市の問題とは比較にならない」と返答している。

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