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6日付のニューヨーク・ポストによると、ニューヨーク州教育局(DOE)の評議委員会は同日、州の教員免許試験において読み書き能力を測るアカデミック・リテラシー・スキルズテスト(ALST)の廃止について来週投票を行うことを明らかにした。
州では長年教員免許の合格率に人種差があり、2013~14年は、ALST合格率が黒人は48%、ヒスパニックが56%だったのに対し、白人は75%でALSTはマイノリティーに不利との意見がある。今回の提案はこれを解消し、マイノリティーの教員を増やすことが目的だ。
またほかの試験のうち教員の能力評価試験(edTPA)についても、合格点にわずかに足りない場合は、推薦状などの条件を考慮し合格させるよう変更する提案もされているという。
2つの提案はどちらも可決される可能性が高いが、教員の質の低下を招くとの批判が出ている。
DOEは、現行のエデュケーティング・オール・ステューデントテストの修正で教員の能力は査定可能としているが、専門家は「低所得家庭の子どもが通う学校には優秀な教員が必要。読み書き能力を無視してマイノリティーの教員を増やしても解決にはならない」と話している。

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