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15日付のエーエム・ニューヨークによると、ニューヨーク市が進める犯罪多発地域での治安改善と住民の生活の質向上を図る取り組みとして、ブルックリン区の対象公共住宅にこのほど街灯が新設されたという。
同区の公共住宅、インガソール、バンダイク、トンプキンス、ブラウンズビル周辺では犯罪が多発し、問題となっていた。そこで市は1910万ドル(約22億円)をかけ、1802の街灯をこれらの公共住宅の出入口付近や歩道、プレイグラウンドに設置。バンダイクの住民団体のリサ・ケナー代表は、「街灯がないと真っ暗で目を凝らさないとよく見えないなど視界が悪かったため、高齢者の多くは日が落ちてからの外出を控えていた」と声明文の中で述べ、市の対策を評価している。
この街灯は、ビル・デ・ブラシオ市長が2014年7月に発表した「地域安全のための行動計画」(MAP)の一環。MAPでは、市内15カ所の公共住宅で犯罪を減らすことを目的とし、街灯設置のほか犯罪多発地域で職業訓練や市の情報提供も行っている。
市住宅局の担当者によると、この計画は既に効果を上げ、14年当初に比べてこれらの地域で犯罪が11%、銃発砲事件は42%も減少しているという。

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