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【24日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】クイーンズ区のエルムハースト病院で昨年、救急外来での待ち時間が平均で約2時間にも及んでいたことが、情報公開法に基づき同紙が入手した2016年のデータから明らかになった。
同データによれば、同院で受け付けを済ませてから診察を受けるまでの待ち時間は平均114分で、ニューヨーク市に11ある公立病院の過去5年間にわたる待ち時間の記録で最も長いものだった。
米疾病予防管理センター(CDC)のデータによれば、全米の救急外来での待ち時間は平均30分で、同院での待ち時間はおよそ4倍となる。
23日午後6時ごろ、同院から松葉杖をついて出てきた同区アストリア在住の男性は、同1時45分に同院に到着し、診察を受けるまで3時間以上も待ったという。同院によると、情報処理システムの移行過程にあるため、4~7月の救急外来での月平均待ち時間については記録がなく、昨年の待ち時間はさらに長かった可能性もある。
同院の職員は、診察の遅れを「看護師不足が原因である」と説明、救急外来の担当看護師によると、1人で12人の患者を担当しなければならない状態だという。広報担当は、「重体患者は20分以内に診察する」と釈明している。

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