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【4日付NY1】2102年に米東部を襲ったハリケーン・サンディを教訓に、将来起こり得る自然災害による洪水からニューヨーク市を守るため、ビル・デブラシオ市長が2014年に発表していたイースト川沿いに防潮堤となる公園を作る計画が遅延している。
14年後半に作成された計画書によると、開発および建設は今年6月から開始される予定になっていたが、市政権内の対立により開始が遅れ、計画の規模は縮小されるという。当初予定されていたFDRドライブをまたぐ橋の建設は中止となり、既存の橋が修復される。7月中旬に市が発表した環境影響評価報告書の草案によると、夏の間に建設が開始されるものとみられていたが、今月3日に発表された別の関連文書によると、今年の冬からに延期されていた。
市は、同計画のために連邦政府から3億3500万ドル(約371億円)の補助金を受けているが、これには使用期限が設けられており、今後5年以内に使わなかった補助金は、連邦政府に返却しなければならない。
公園の設計が完了しても建設を開始するには、市議会などの承認が必要となることや、トランプ大統領が予算削減を提案していることなど不安材料が残っている。

公園の完成予想図(ニューヨーク市公園局公式ウェブサイトより)
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