落書き常習犯はNY市職員 イニシャルを80カ所

【4日付DNAインフォ】NYPDは2日、ニューヨーク市保健精神衛生局の研究所に勤務するロバート・ダイヤー容疑者(47)を、過去2年半にわたりマンハッタン区アッパー・イースト・サイドに自分のイニシャルを約80カ所落書きした容疑で、自宅近くの1番街と64丁目付近で逮捕した。
 同容疑者は1985年、17歳のときにブロンクス区で地下鉄車両にスプレーで落書きをして逮捕されて以降、常習犯として何度も逮捕されている。
 NYPDとマンハッタン地方検事局の発表によると、同容疑者が同区1番街62丁目で落書きする現場を、同地域を管轄するNYPD第19分署の警察官が最初に発見したのは2015年1月22日。同警官は先月29日までの間、尾行やソーシャルメディアなどを通して行方を追っていた。
 マンハッタン区刑事裁判所によると、ダイヤー容疑者が67カ所に描いたグラフィティを1つ消すのにつき100(約1万1000円)ドルが、残りの約10個を消すのには1つにつき200ドルがかかるという。
 同裁判所はダイヤー容疑者を、グラフィティ77件を描いた容疑および器物損壊容疑などで起訴、9月20日に裁判を行う予定。

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