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【25日付ニューヨークポスト】ニューヨーク市独立予算委員会(IBO)がこのほど発表した調査結果から、老朽化と利用者増加による遅延が常態化している市の地下鉄において、最も遅延が多いのはJ線およびZ線であることが明らかになった。
同調査では、2012年から17年にかけて、平日午前7時から10時のラッシュアワーに遅延によって生じた利用者の待ち時間合計の1日平均を割り出した。
17年は全線合わせて3万5000時間にも上った。中でも、待ち時間が大幅に伸びていたのはJ線とZ線で、12年は1日560時間だったプラットホーム滞在時間が今年は960時間と約70%も増加していた。加えて、定刻運行率も12年には96%だったのに対し、今年は62%へと急落している。
遅延が原因の待ち時間が最も長かったのは5番線で、17年の数字は1日2809時間だった。
一方、プラットホームでの待ち時間が最も少なかったのはG線で、17年に記録した待ち時間は274時間だった。しかし、12年に比べるとこれも25%増加していた。
遅延が原因で仕事に支障を来たす利用者もいるため、老朽化した地下鉄システムの改善が急がれている。
同調査では、6月1日から5月31日までを1年間としている。
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