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【30日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ブロンクス区にあるNYPD第42分署管轄区域で過去4年間に起きた、誤認逮捕や警官による不祥事に対し支払われた賠償金が少なくとも244万ドル(約2億8000万円)を超えていたことが30日までに分かった。
同管轄区域では、16件の事案で5万ドル以上の賠償金を支払っていたことが発覚。2012年の1月1日に起きた事件では、容疑者のファン・ラミレスさんに対し警官が暴行を加えたとして、100万ドルの賠償金を支払った。ラミレスさんの弁護士は、「53歳の容疑者は重傷を負い、2週間も集中治療室に入院することになったが、起訴状には警官による暴力はなかったと書かれていた」と話している。
また、同月26日に起きた別の事件では、警官が容疑者のジャテイク・リードさんを逮捕する際、地面に倒し暴行を加えた様子も防犯カメラに映っていたため、市はリードさんに48万ドルの賠償金を支払った。その際、リードさんの2人の弟と共に同署を訪れた母親のシュアン・リードさんも、警察と口論の末手錠を掛けられ、2時間にわたり拘束された。市は誤認逮捕を認め母親に6万5000ドル、弟らに3万9500ドルの賠償金を支払うことにも合意した。

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