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【28日付NY1】マンハッタン区アッパーイーストサイドにあるレントコントロール(家賃規制)アパートで100歳になる住人が立ち退きを迫られ、波紋を呼んでいる。
50年以上も同アパートに住むウスタ・ロペスさんはこれまで一度も家賃を滞納したことがない。しかし昨年11月に部屋の中で転倒し、骨盤にけがをして入院、退院後はリハビリ施設やロングアイランドにある娘の家で療養していた。その間、アパートに住んでいないことを理由に大家が立ち退きを求めてきたという。
大家はロペスさんの部屋の外に監視カメラを設置し、出入りを監視。また、床が歪んでいるとのロペスさんからの苦情にも耳を貸そうとしないという。「200歳まで生きるわけじゃない。こんな意地悪をする必要はないのに」とロペスさんは憤る。
ニューヨーク州の規則では家賃規制アパートは賃借人の主たる住居でなければならないが、ロペスさんの弁護士、ドブ・トレイマンさんは「治療を受けている間は例外」と反論する。
2ベッドルームの家賃は月149ドル(約1万7000円)。同じ建物内の同じ間取りのアパートは月2700ドル(約30万円)。管理会社と担当弁護士はコメントを控えている。

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