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【11月30日付PIX11】老朽化により遅延や故障が常態化しているニューヨーク市の地下鉄システムを改善するため、ニューヨーク州都市交通局(MTA)のシステム再編計画が提案され、その中で24時間運行の廃止が検討されていることが分かった。
市の経済活性化に取り組むリージョナル・プラン・アソシエーション(RPA)が提案した計画では、24時間運行を終了させることで多くの欠陥を抱える地下鉄システムの全面解決に乗り出せるとしている。平日深夜の運行を打ち切り、その間に線路や信号、電気系統などの点検を行うことで設備を改善し、2040年までに200万人の雇用を生み出す他、今より400万人利用者が増えても問題なく運行できるような体制にしたいとしている。
24時間運行を廃止することで、約8万5000人の足に影響が出ると予想されているが、RPAは「現在の地下鉄システムは危機的状態で、これを改善することでより効率的に地下鉄を運行できるようになり、将来性のある交通システムに生まれ変わるだろう」と話している。また、深夜に地下鉄を利用する人は全体のわずか1.5%であることから、「地下鉄の代わりになるバスもある。影響を最小限にとどめながら修理を行うことができる時間帯は深夜だと判断した」と説明した。

Tom Scola
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