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【11日付ニューヨークポスト】全米に多数のショッピングモールを所有する不動産投資信託会社大手GGPが、同社の最大の株主であるブルックフィールド・プロパティ・パートナーズ(BPY)から提案されていた148億ドル(約1兆6800億円)の未保有株の売却を拒否していたことを、関係者がこのほど明らかにした。
BPYは先月11日、GGPに対し未保有分である66%を1株当たり23ドル(約2610円)で売却するよう提案していたが、GGP役員による特別委員会は「不十分」として拒否を決定。BPYは新たな提案を検討しており、両社の協議は続く見込みだが、最終的な結果が出るまで両社からの発表は予定されていない。買収が実現すれば、世界最大級の上場不動産会社が誕生することになる。
BPYが大株主となっている不動産投資信託会社の買収を試みるのは初めてではなく、昨年は、全米にショッピングモールを展開する大手ラウズプロパティーズの買収を試み失敗している。
全米のショッピングモールがアマゾンなどのEコマース企業の台頭により苦戦を強いられる中、GGPの8日の終値は、1株当たり23.43ドルで、時価総額222億ドル(約2兆5200万円)となっていた。

BPYが手掛けるローワーマンハッタンのブルックフィールドプレイス(photo: gigi_nyc)
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