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【12日付CBSニューヨーク】スタテン島で、ビーバーがかじり倒した木が原因で川の流れが止まり、「洪水になる可能性がある」と近隣住民の間で懸念が高まっている。
ビーバーの被害に悩んでいるのは同島の中央に流れるリッチモンド川周辺の住民たち。木が何本もかじり倒されており、住人のフランク・カルデラさんは、「ビーバーはなんでも破壊する」と腹を立てる。ニューヨーク市環境保護局(DEP)の調べによると、約600本の木が被害を受けているという。ビーバーが作る「ダム」が原因で起こる川の氾濫を心配するのはホセ・パッラディーノさん。「水があふれて家に浸水しないか気が気じゃない」と、DEPに対策を要請した。
DEPは「職員が周辺を定期的に見回り、地域の関係者らと対策を協議中」と回答。ビーバーが作ったダムに2フィート(約60センチメートル)の穴を空け、水が流れるようにした上、木の回りには金網を巻き付けて保護に乗り出したが、カルデラさんによると「次の日には元通りになっている」とお手上げの状況だ。
住民がビーバーを捕獲したり殺したりするのは違法。もっと効果的な対応を待つほか、当面打つ手がないようだ。

Lindsey Krause
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