大塚 洋一(Gulliver USA) 車の豆知識 第72回 車を買うときの注意点

車を買うときの注意点

 米国はご存知の通り車社会です。マンハッタンなど、一部の都市部を除いては車がないと生活できまません。当然、日本よりも車の需要が高いわけですが、供給も盛んに行われています。米国で車を買うときには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか?

 よく言われるのは、機能は問題なく完動状態か、事故車ではないか、故障しやすくないか、など乗り始めた後の不安点が挙げられます。主に中古車に対する不安が多く、新車は安心という認識があります。乗り始めた後のことではなく、購入時にスポットを当ててみましょう。実は、米国で車の販売員になるのは簡単です。就職するとき、専門資格を取得したり、大学で専門科目を勉強したりしてから職に就くのが一般的ですが、車の販売員は特別な資格や知識、経験がなくてもなれる職種の1つです。米国では車の専門知識を全く持たずに販売員になっている人が意外に多いです。しかし、簡単に就ける職というのはサービスの質が荒れやすくなる原因になります。以下、実際にあった2つの例です。
 ①新車ディーラーに車を見に行ったら「とりあえず試乗してみてください」と強引に迫ってくるので乗ってみたら、「いくらだったら買いますか?」としつこく迫られる。「今日買うつもりはない」と断ったら「少し待っててください」と言われ、出てきたのは別の販売員。また「とりあえず何でもいいから試乗してみましょう!」とマニュアルをなぞるだけで、まともに話ができない。これが3、4人繰り返されたところで、マネジャーが出てきて「500ドル安くするから買ってほしい。買わない理由は? どうせ買うんでしょう?」と押し売り状態。逃げるように店を出たときは来店してから5時間以上も経っていた。
 ②自宅近くの中古車店に乗り換えで車を探しに来店してみると、良さそうな車があったので詳細を聞いてみたところ、説明もそこそこに突然、乗って来た車からナンバープレートを取り外され、問い合わせた車に取り付けられた。もちろん購入の意思は示してない。何を言っても聞き入れてくれず、午前10時に来店したのに気づいたら既に午後4時。子どももお腹が減ったとぐずるので、仕方なく「もし購入するとしたら」ということで、ローンで購入前提で見積もりを依頼したら、頭金8000ドルで月440ドルの36回払いだと言われ、それぐらいの価格なら悪くないと思ったこともあり、半ば強引ではあったが購入した。その日に乗って帰ったものの、後日ローン会社から内容確認の連絡が入ってびっくり! 月440ドルの72回払いだと知らされ、しかも、車代の他にあれこれチャージされていて、車両は1万6000ドルだったのに、支払い総額は3万ドル以上になっていた。
 新車ディーラーは販売員にもさまざまな役割が決められていて、例えば、客を店内に入れたら○○ドル、試乗させたら○○ドル、Aという説明を完了したら○○ドル、契約させたら○○ドルと、ステップごとに報酬が決まっています。その結果、こうした被害が発生してしまいます。
 中古車店は新車ディーラーほど従業員がいないので、担当が入れ替わり立ち代わりということは少ないのですが、1台売ったら○○ドルと決められていることが一般的なので、契約を強引に迫ることや、口頭では良いことだけを言って、不具合など不利な事実を隠して契約させるという手口が常態化している店もあるので注意しましょう。
 ガリバーは日本から米国に来た唯一の中古車販売店で、日本式のサービスを導入していますので、安心してお気軽にご相談いただけます。米国で車の購入を検討している方は、まずガリバーにお越しください。

gulliver
大塚 洋一
2004年に(株)ガリバーインターナショナル入社。対企業向けのコンサルティング営業部スーパーバイザーを経て、06年に直営店舗事業部へ転属。日米で店長を経験し、15年2月より米国代表に(NY店店長兼務)。豊富な知識と丁寧な接客に定評あり。緊急時や時間外も対応で心強い。
ガリバーNY支店
2423 Central Park Ave, Yonkers, NY 10710
1-888-629-6587
www.gulliverusa.net