高校生が授業で養蜂 NY州公立校で初

 【4日付CBSニューヨーク】ウエストチェスター郡ママロネックの公立高校、ママロネック高校の生徒が、ニューヨーク州の公立校で初となる養蜂に挑戦している。
 校舎の裏にある3つの巣には、5万匹のミツバチ。理科のクラスの生徒たちによる「ミツバチチーム」が作業着に着替え完全装備し、ミツバチがどのように花粉を集め、巣を作り、ハチミツを生産するのかを学んでいる。チームに参加するブレナン・ビンセントさんはハチミツができるまでの過程を知り、「たった11週間でできるなんてすごいわ」と興奮気味に話す。
 同研究を発案したのは理科の教諭、キャシー・オライリーさん。「この取り組みの素晴らしさを知った多くの学校が、同様の授業を行うのでは」と手応えを感じている。「生徒たちがチーム一丸となってできる研究を、われわれは常に探している」と話すのは技術とロボット工学の教諭、ジェームズ・ラブさん。ラブさんのクラスの生徒も技術を駆使し巣作りに一役買った。ハチミツが採れる秋には、料理のクラスで菓子作りをする予定。同校の生徒にとってミツバチ研究は欠かせないものになりつつある。
 ミツバチに触れる作業を怖がる生徒もいるというが、刺されてけがをしたという生徒はいない。

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