大塚 洋一(Gulliver USA) 車の豆知識 第73回 車のメンテナンス

 皆さんこんにちは。ガリバーニューヨーク店の大塚です。今回は、日頃から生活の「足」として皆さんが愛用している車のメンテナンスについてご紹介します。

 車というのは、何も問題のないときは快調に走りますが、一度問題が起きれば、まるでだだっ子のように突然全く動かなくなることもあります。子どもだったら「あれが欲しい!」「あれがしたい!」「これは嫌だ!」など意思表示をしますので、甘やかすか否かを抜きにすれば、その要求を満たせばひとまず丸く収まります。しかし、車は明確に意思表示などしませんので、素人では何が問題で何を解決してあげれば良いのか、皆目見当もつきません。車は何か問題が起こってから対処するのではなく、問題を未然に防ぐことが大切なのです。
 普段から愛車の車検以外のメンテナンスは行っていますか? 実は車検だけでは、メンテナンスは万全とは言えないのです。最も頻繁に行わなければいけないメンテナンスの一例として、オイル交換を挙げてみましょう。エンジンオイルは人間でいう血液のようなもの。人間は新陳代謝で常に血液をきれいに保てますが、車は自浄機能がありませんので、定期的にオイル交換をする必要があります。推奨は3カ月または3000マイル毎です。これを少し過ぎてしまってもすぐに故障するわけではありませんが、オイルが汚れているとエンジンにも負担が掛かります。人間に例えると、血液がドロドロの状態だと心臓に負担が掛かって心筋梗塞などを引き起こすのと同じです。
 よく「車の寿命はどれくらい?」とか「どっちの車の方が長持ちしますか?」とかいうご質問をいただきますが、これも人間と一緒で、「ろくに運動もせず暴飲暴食、定期検診も受診しない50歳の人と、定期検診は欠かさず、早寝早起きで毎朝ランニングをして3食バランスの良い食事を取る70歳の人では、どちらが長く生きられますか?」という質問と同じです。あとどれくらいかと聞かれると分かりませんが、普通は後者の方が長生きすると思いますよね。
 その他に、タイヤの空気圧や溝の残り具合は、靴の状態と似ています。靴も底がすり減って溝がなくなっている状態では雨天や降雪時は滑りやすくなります。極端ですがそのまま放っておけば靴底に穴が開いて足にけがをしてしまいます。タイヤの空気圧が少ない場合はクッション性が損なわれているということなので、これもタイヤと足回り(主にホイール)の双方にダメージが蓄積します。靴は毎朝履くときに目に入りますが、タイヤはどうでしょう? 車に乗る前に確認していますか?
 車のメンテナンスが必要な方は、ガリバーニューヨーク店にお問い合わせください。

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大塚 洋一
2004年に(株)ガリバーインターナショナル入社。対企業向けのコンサルティング営業部スーパーバイザーを経て、06年に直営店舗事業部へ転属。日米で店長を経験し、15年2月より米国代表に(NY店店長兼務)。豊富な知識と丁寧な接客に定評あり。緊急時や時間外も対応で心強い。
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