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【16日付ニューヨークポスト】女性4人に対する性的暴行疑惑報道を受け今年5月に辞任した、ニューヨーク州のエリック・シュナイダーマン前司法長官が、次期司法長官選のために集めていた政治資金約100万ドルを、寄付した支援者150人以上に払い戻していたことが分かった。残りの約740万ドルは未返還。
シュナイダーマン氏は疑惑報道前、司法長官職の3期目続投を目指していた。関係者によると疑惑報道後、献金した支援者全員が返還を求めたという。払い戻し額は合計98万2192ドルに上った。
払い戻し金の内訳は、個人損害賠償専門のトーマス・ヘンリー弁護士に6万5100ドル、コンサルティング会社のパークサイドグループに4万ドル。女優のベット・ミドラーさんに5000ドル、作詞家のキャロル・ベイヤー・セイガーさんに1万ドル、など。また、性的暴行疑惑に対する弁護を担当した法律事務所にも計4万1000ドルを支払ったという。シュナイダーマン氏の選挙事務所の広報担当官は「法律と先例に従い返金した。残りの資金も適切かつ妥当な(選挙)運動に寄付されるだろう」と話した。
同疑惑を巡る刑事処分は下されていないが、アンドリュー・クオモ州知事は捜査を担当する特別検事にナッソー郡のマデリーン・シンガス検事を任命している。

2010年、司法長官選に初参戦したシュナイダーマン氏
(手前左)(photo: citizenactionny)
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