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【16日付ウォール・ストリート・ジャーナル】卸売店と小売店が同居する、中国流のモールが2019年、ロングアイランドのナッソー郡ウエストベリーに登場する。
香港に本拠地を置く内装材メーカー、チャイナ・レッソ・グループ・ホールディングが2500万ドル(約27億8000万円)を投入し、旧モール・アット・ザ・ソースを改装するもので、その名も「レッソホーム・ニューヨーク・マーケット」。業者やデザイナーなどを対象にしたインテリア関連のショールームに、ギャップ、チーズケーキファクトリーといった消費者向けの従来型店舗を同居させる。卸売店と小売店の同居は、米国ではなじみのない発想だが、同社ニューヨーク支社の責任者、マイケル・マイさんは「中国では成功している。2種類の客足が見込める」と意欲的だ。同じタイプのモールの全米展開を見据え、テキサス州フリスコ市では開発の認可段階だという。
オンライン販売に押され米国ではショッピングモールが苦戦している。不動産調査会社レイスによると、今年の第2四半期における米国内のモールの空室率は8.6%で、2012年以来最高水準を記録。専門家は、モールが70年前のデパートを模していることが衰退の原因だと指摘している。
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