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ジャパン・ソサエティー(JS)が日米の国際的なリーダー育成と文化理解を目的に2013年から行っている「ジュニア・フェロー・リーダーシップ・プログラム」に参加した米国人高校生の帰国報告会が23日、JSで行われた。
同プログラムは日本、米国から毎年高校生各10人を選出し、「日本人フェロー」を米国に、「米国人フェロー」を日本にそれぞれ派遣。6年目の今回は15歳から17歳の高校生10人が米国人フェローとして、7月9日から29日まで日本で研修を行った。ホームステイや現地学校訪問を通して同世代の日本人と交流した他、東日本大震災で被災した福島県いわき市を訪問し、被災者の話を聞いた。東京都ではソニーやモルガンスタンレーなどの大企業訪問を通してリーダーシップやさまざまなキャリアについて考察した。
この日の報告会にはトライステート地域のフェロー7人や同窓生、プログラムに協賛した企業の代表ら約30人が出席。フェロー代表、ブロンクス区のジレイジー・ヘラドさん(15)は同震災を含めた自然災害による被災状況と対策を比較した研究を発表。米国の防災費が少ないことを指摘し、「過去の災害から対処法を学べば被害拡大が防げる」と防災の重要性を訴えた。将来は疫学分野で働きたいといい、「日本研修が必ず役に立つと思う」と力強く語った。

集合写真撮影に応じる出席者ら(photo: 本紙)
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