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【８月30日付ニューヨーク市発表】ニューヨーク市は８月30日、セントラルパーク周辺の観光用馬車の乗降場所を現行のセントラルパークサウスの車道から公園内に移動させ、５カ所に指定する案を発表した。馬の保護と道路の混雑緩和が狙い。この秋から実施する意向で、10月に公聴会を開催する予定。
今回提案された乗降場所は、グランド・アーミー・プラザ、東72丁目出入り口、西72丁目出入り口、西67丁目環状交差点、７番街出入り口の５カ所。馬車に乗ったまま公園外の路上にも観光に出ることができるが、降りる際に指定場所に戻る必要がある。
現在、馬車の乗り降りはセントラルパークサウスの１車線を使って行われており、待機中や乗降中の馬が路上で過ごす間、車が絶え間なく真横を通っている。ＤＯＴのポーリー・トロッテンバーグ局長は「馬の健康にとって、車の通行が激しい（公園外の）路上で過ごす時間は短いほど良い」と説明。市公園局のミシェル・シルバー局長は「乗降場所を分散することで馬車の流れがスムーズになれば、観光客にとっても有益だ」と述べた。
同公園の観光用馬車は、馬への動物虐待に当たるとしてビル・デブラシオ市長が2013年の市長選で廃止を約束していたが、業界団体などからの強い反対に遭い頓挫していた。
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