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ブロンクス区の公立小学校で、10歳児を対象とした性教育が行われている。ウォール・ストリート・ジャーナルが14日、報じた。
幼稚園児から8年生までが学ぶ同区の公立(PS)第218校では、5年生を対象に放課後の課外授業で、思春期における肉体面と精神面での変化と、子どもたちを取り巻く社会環境について教えている。
同校で性教育プログラムと課外授業を主催するのは非営利の地域開発団体「WHEDco」。同団体の保健教師、サラ・シール=マティさんは、生理中に起こる体の変化を解説し、学校が生理用ナプキンを用意していることを伝え、男子児童に対し、女子児童の生理について正しい知識を得ることの大切さを指導している。シール=マティさんによると、課外授業で子どもたちは、生殖器の専門用語についても学ぶという。
同校のサージ・カセレス校長は同紙の取材に、「子どもたちは、インターネットやケーブルテレビなどで常に成人向けの内容にさらされている。いま目にしている事柄について少しは学ぶべきであり、当校での性教育は年齢相応」と話す。
ニューヨーク市では近年、十代での妊娠率が大幅に減少。ただし、ブロンクス区サウスブロンクスやマンハッタン区ハーレムの一部、ブルックリン区セントラルブルックリンでは依然として高いという。
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